ULは無線製品/技術の分野での豊富な経験を活かし、無線技術を搭載した車載機器に対して、包括的な無線試験サービスを提供し、認証取得をサポートいたします。Bluetooth、Wireless LAN/Wifi、イモビライザ、キーレス、ミリ波、GNSS(GPS, GLONASS)、Qi:非接触給電など、自動車に搭載される各種無線技術に対応しています。
ULの車載機器向け無線試験の特徴
- 多様な無線試験に対応
- 世界に広がるネットワーク
- ワンストップサービス
自動車への搭載が増加している無線技術
今日、自動車産業は、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)に代表される技術革新により、100年に一度と言われる大変革期を迎えています。新たな通信手法や自動運転の実現、シェアリングなどの新サービスを実現するため、ますます多くの無線技術が自動車に搭載されるようになりました。下図に示す通り、自動車には多くの無線技術が活用されています。
(図:自動車に活用される無線技術の例)
高まる無線試験の重要性
自動車に無線技術が多く搭載されるようになるにつれ、無線試験の重要性も高まっています。無線を搭載した製品は多くの国において電波法によって規制されており、規制に適合していない製品は、その国で販売することができません。また、「電動化」や「コネクテッド」が進み、走るコンピューターとなった自動車において、車載機器の誤作動は重大な事故につながりかねません。安全な走行を実現するためにも、車載機器の無線試験は重要となっています。
ULの車載機器向け無線試験・認証サービス
無線製品/技術の分野で20年を超える豊富な経験と確かな技術を活かし、ULでは自動車に搭載される様々な無線技術に対して、試験サービスを提供可能です。
- Bluetooth
Bluetooth® SIG認定試験所としてBluetoothロゴ認証(SIG認証)取得をサポート - Qi:非接触給電
無線給電機器に対する各国無線法規対応 - ミリ波
240 GHzまで対応可能な測定器を取り揃え、経験豊富な測定者が正確なミリ波無線試験サービスを提供 - 5G
【オンデマンドセミナー】5Gの動向と認証/試験サービスのご紹介
5Gの動向に加え、5G搭載製品を市場投入する上で必要な認証、試験について解説します。 - 日本電波法
【オンデマンドセミナー】初めての日本電波法認証
日本電波法認証における要求事項や手続きについて基礎からご説明いたします。 - 電気通信事業法
【オンデマンドセミナー】電気通信事業法の最新情報(セキュリティー基準認証 他)
電気通信事業法にセキュリティー基準が追加され、2020年4月1日より認証を開始しました。このセキュリティー等の基準認証に関するガイドラインについて、わかりやすく解説します。
世界に広がるネットワーク
無線機器を輸出するにあたっては、仕向け先の無線規制の要求事項を満たす必要があります。各国の認証制度によって要求される規制や基準が異なるだけでなく、それらは頻繁に改訂されます。また、多くの国が、無線要求に関して強制認証制度を設けています。ULは、世界中の規制機関との間に築いた協調関係を活用して、約200の国や地域の規制情報並びに認証を提供しています。世界各国の無線規制に関する最新情報、ラベルやマニュアルのマーキング要件の入手から、複数国の認証取得代行まで、お客様のニーズに正確かつ迅速に対応する体制を整備しています。
ワンストップサービス
ULは、出荷予定国および地域の規格に準じた製品試験、認証をまとめて提供することにより、複数の認証取得業務を簡素化します。この「ワンストップサービス」が、貴社の所在地にかかわらず、プロセスを容易にし、煩雑な手続きやプロジェクト管理コストを減らし、迅速な市場参入を実現します。
- 無線試験・認証取得代行
無線搭載機器は、日本を含む約140か国/地域で製造・上市・利用に電波法が制定されています。各国電波法認証取得を代行します。 - その他試験
JABや米国A2LAよりISO/IEC 17025に基づいた試験 / 校正所として認定され、複数の自動車メーカーからも認定を受けている車載EMC試験、30年以上におよぶ経験を活かしたバッテリーの安全試験、国際規格や国内外メーカーの独自規格などで要求される各種信頼性試験など提供可能です。