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Q1. LED放射の安全に対する要求とは何でしょうか?

A1. LED放射の安全に対する要求は一般的にIEC 62471規格シリーズとANSI RP-27に規定されています。これらの規格は目や皮膚に対する放射の光生物学的影響(生物に対する光の相互作用)を考慮しています。これらの規格はLED放射の分類、ラベル、ユーザーマニュアル記述に対する要求を含んでいます。

Q2. 製品からの潜在的なLED放射の危険度はどのように表されますか?

A2.LED放射がLED放射安全規格に対して評価される際、リスクグループ分類が行われます。4つの潜在的なリスクグループがあります: 免除グループ(Exempt), リスクグループ1、リスクグループ2、リスクグループ3です。免除グループは最も危険度の低いリスクグループ、リスクグループ3は最も危険度の高いリスクグループです。リスクグループが高くなるほど、製品に必要な安全措置が増えます。

Q3. LED以外のランプからの放射もまた光生物学的影響に対して評価されますか?

A3. はい。ランプもまたIEC 62471規格シリーズやANSI RP-27に含まれています。LEDと同様に評価されます。

Q4. LED放射のリスクグループはどのように決定されますか?

A4. LED放射のリスクグループは分光放射照度および分光放射輝度の測定により決定されます。測定された放射照度や放射輝度は規格に定義された様々な露光限度値と比較するために使用されます。例えば、紫外放射(UV)、青色光、赤外放射等のハザードに対する限度値があります。また、規格は特定のハザードに対してある波長が他の波長より危険なことを考慮して、特定波長に適用される作用関数(重み付け関数)を定義しています。各リスクグループ(リスクグループ1、2、3)は各ハザードに対して限度値を持っています。測定結果の全てがあるリスクグループにおける全ての露光限度値より低いと決定された時、放射はその特定のリスクグループに属していると示されます。

Q5. 製品から放出されるLED放射が危険かどうかはどのように知ることができますか?

A5. LED放射安全規格 IEC62471規格シリーズおよびANSI RP-27は決定されたリスクグループに応じたラベル要求を含んでいます。IEC 62471自体にはラベル要求は含まれませんが、関連するTechnical Report IEC/TR 62471-2 (”Photobiological safety of lamps and lamp systems – Part 2: Guidance on manufacturing requirements relating to non-laser optical radiation safety”)にリスクグループに応じて推奨されるラベリングが規定されています。 次の表はIEC 62471のリスクグループをまとめたものです。

リスクグループ 説明
免除グループ  ランプ / LEDはどのような光生物学的危険も引き起こさない。
リスクグループ1  ランプ / LEDは露光に対する通常の行動制限のため光生物学的危険を引き起こさない。
リスクグループ2  ランプ / LEDは眩しい光源または熱的不快感に対する嫌悪反応(例えば、まばたきや顔を逸らす行為)のため危険を引き起こさない。
リスクグループ3  ランプ / LEDは瞬間的な露光にさえ危険を引き起こす可能性がある。

Q6. 照明機器に対して使用されるLEDとそれ以外に使用されるLEDに評価方法の違いはありますか?

A6. はい。例えば、IEC 62471規格は製品のタイプをGeneral Lighting Service (GLS) とnon-GLSの2種類に分類しています。GLS製品は一般的に学校、家庭、オフィス等の人の居住空間を照らす製品のことです。一方、Non-GLSはLEDバーコードイメージャ、暗視用赤外LED付きカメラ等、他の様々な製品が該当します。IEC 62471では、これら2種類の製品タイプに対して異なる測定距離を規定しています。GLS製品は一般的には500ルクスの照度になる距離で評価されますが、Non-GLSは一般的に200mmの距離で評価されます。加えて、照明業界は照明機器に対する新しい光生物学的安全基準を採用しつつあります。Technical Report IEC/TR 62778 – “Application of IEC 62471 for the assessment of blue light hazard to light sources and luminaires” です。IEC/TR 62778はIEC 62471と似ていますが、照明機器もまた200mmの距離での評価を求めている他、青色光傷害のみにフォーカスしている等の違いがあります。また、リスクグループ決定のプロセスにもいくらか違いがあります。

Q7. ULIEC 62471に対してCB証明書を発行できますか?

A7. はい。ULは、National Certification Body (NCB) として、IECEE CBのスコープにIEC 62471を有しています。また、IEC  62471に対するCB試験所 (CBTL)を世界各地に有しています。これは、ULがIECEEによってIEC 62471に基づく試験を実施してCB試験レポートとCB証明書を発行することが認められていることを意味します。CB証明書はCBTLが規格に対する完全な適合性を確認したことを意味します。

Q8. LEDを使用したイメージプロジェクターは放射安全に対してどのように評価されますか?

A8. IEC 62471シリーズの新しい規格が2015年に発行されました。IEC 62471-5 – “Photobiological safety of lamps and lamp systems – Part 5: Image projectors” です。この規格は、LEDやランプを搭載したプロジェクターの他、IEC 60825-1 Ed. 3 (2014) で規定された要求を満たすレーザー照射型プロジェクターからの放射安全を扱っています。