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2014年2月26日に発行されたIEC 62368-1 第2版は、対応する欧州のEN 62368-1:2014及び北米のUL/CSA 62368-1 Edition 2がそれぞれ2020-12-20にて、旧規格(60950-1/60065)の使用期限が満了し、ハザードベース規格への移行が新たなフェーズに入ったところです。欧州では低電圧指令の適合推定のための技術基準として参照される整合規格がEN62368-1:2014のみになり、北米では該当機器の新規認証は全てUL/CSA 62368-1を使用することとなりました。

2020-12-20の期限に関する情報についてはこちらをご参照ください。

EN 62368-1: 2014の更新情報 -欧州連合(EU)のOFFICIAL JOURNALに掲載されている旧規格の適合性推定の停止日の延期

UL 62368-1 EFFECTIVE DATE INFORMATION (英語)

 

一方、IEC 62368-1第2版に続くIEC 62368-1 第3版とそれに対応する欧州規格EN 62368-1:2020、北米規格UL/CSA 62368-1 Edition 3が発行され、他の国や地域でも最新版の採用の作業や検討が進んでいます。 弊社では上記の第2版と並行して既に最新版の規格でもCB認証並びにUL/CUL認証サービスをご利用いただけるようになっておりますが、この度はこの最新版であるIEC 62368-1 第3版についての規格動向や弊社のサービスについてご紹介します。

IEC 62368-1:2018(第3版)の第2版からの大きな変更点は次の内容を含んでいます:

– 屋外機器に対する要求事項追加 (60950-22に相当する内容)
– 光放射に関する新規要求事項追加
– 絶縁液体に関する要求事項追加
– 大型のワークセルに関する要求事項追加 (60950-23に相当する内容)
– ワイヤレス給電に関する要求事項追加
– FIW(Fully Insulated Winding wire)に関する要求事項追加
– 防火用エンクロージャの開口の代替の決定方法
– 音圧測定の代替要求事項

上記の他、様々な詳細内容について明確化や修正によって多くの疑問を解消し、解釈や運用の統一化が期待される改良がなされております。

ULでは第2版から第3版への変更点による影響の分析を詳細に行ったCertification Impact Analysisをはじめ旧規格から新規格への移行ガイドとして、規格そのものや様々な解説記事、各種トレーニングなどのKnowledge serviceを用意しております(ToolKit:要登録・英語・一部有料)。 ”What Engineers Ask”(Q&A: 登録不要・英語)ではウェブサイト上で質問を投稿することができ、既に150件近いトピックが掲載されており、日々更新されています。

 

DOW/Effective Date
IEC 62368-1:2018(第3版)に対応する欧州規格EN 62368-1:2020はDOWが2023-01-06に設定されUL 62368-1, Edition 3のEffective dateもこれに合わせ2023-01-06に設定されました。このことにより、欧州と北米という2大市場に関しては統一した日程で規格移行を考えることができます。この日までは第2版と第3版が選択できますがこの日以後は第3版に統一されることになります。
このような大きな市場での動きの他、一部の国においてもIEC 62368-1:2018(第3版)又は整合した各国規格に関するDOWを以下のように設定しています(2021/1現在)。

サウジアラビア: 2021-7-1
アラブ首長国連邦: 2021-12-20

今後このような移行計画の表明より、各国も追従することが予想されます。

UL では、このような移行計画にいち早く対応できるよう、通常の認証サービスに加え、下記にご紹介するアドバイザリーサービスを合わせて製造者の皆様の新規格への移行を支援いたしますので、是非、お問い合わせください。

 

 

サービス内容

適用試験項目の選定

対象:IEC 62368-1:2018(第3版)の対応準備を始める方

製品構造を確認した後、適用される試験項目を選定します(試験は実施しません)。
更にオプションとして次のサービスを選択いただく事も可能です。
1. IEC 62368-1:2014(第2版)からの変更点を知る
2. IEC 62368-1:2018(第3版)へ移行した際に、認証に必要となる資料及び情報を知る


アドバイザリーサービス

対象:全てのお客様

お客様のご要望に応じて、様々な内容を提供することができます。例えば、お客様の製品を使って、IEC 62368-1のポイント解説、試験方法の模擬及び解説など、ご要望内容に応じてご提案させていただきます。


出張セミナー

対象:全てのお客様

公開セミナーで行う内容を出張形式*で行います。また、ご要望に応じて、アドバイザリーサービスとの組合せ、その他ご要望に応じてカスタマイズすることも可能です。
但し、出張セミナーの提供は公開セミナー後とさせていただきます。
*状況に応じてオンラインでのセミナーとなる場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

また、UL LLCではLinkedInで62368-1、AV/ICT機器の製品安全関連の情報発信をしております。下記のディスカッショングループ(英語)にご登録をお勧めします。(LinkedInのアカウントが必要です)

<<UL Hazard Based Safety Engineering, & the Hazard Based Standard, IEC 62368-1>>