IoT(モノのインターネット)は急速に拡大しており、コネクテッドデバイスの数は2017年までに200億台に迫ると予測されています。スマートメーターや無人運転の自動車などは人による操作をほとんど必要とせず、それは生産性の向上をもたらすでしょう。IoTという夢が実現するには、スマートデバイスは相互にかつネットワークとシームレスに通信できるようになる必要があります。
OCF(Open Connectivity Forum)認証試験を受けることは、IoTデバイスの相互接続性に関して消費者の信頼を得ることに繋がります。試験はOCFポリシーに従ってOCFの認定試験所で受ける必要があります。
OCF試験の重要性
設計段階でOCF試験を受けることで、メーカーは相互接続性の問題点を検出し解決することが可能となり、製品を販売する前に、追加コストの原因となるミスを解消することができます。また、認証を取得することで、OCFの技術要求を満たしていることを示すことができます。
OCFは、最大のIoT業界団体の1つです。OCFプロトコルで動作するIoTデバイスは、自動化機器からウェアラブル機器まで様々な製品で使用されています。
2016年10月、IoT団体であったAllSeenAllianceはOCFが統合し、OCF規格の新規開発に協力して取り組むことになりました。
ULご利用のメリット
ULは、IoTエコシステムを支える技術の継続的開発と普及に努めています。ULの専門技術者は、OCF、Thread Group、WBA、Air Fuel Allianceなど多くの規格開発に向けた取り組みでリーダーシップをとっています。また、Thread Groupが近年発表した認証プログラムの独占的試験パートナーでもあります。ULはIoT技術に関して広範囲にわたる経験を有しており、北米、欧州、アジアなど世界各地に設置した試験所で試験を実施しています。