ULは無線に関して、世界中で包括的な試験、認証、アドバイザリーサービスを提供しています。ULのご利用により、複雑な無線認証の手続きを円滑かつ迅速に、そしてコスト効率が良い形で進めることができます。
無線製品/技術の分野で20年を超える経験を有するUL。製品の市場投入におけるベストパートナーという地位がゆるぐことはありません。
- グローバルサポート – 世界進出を見据えた試験と認証
- トータル試験サービス – 多くの規制機関、主要国政府の認定試験所
- お客様要望に応じた試験ソリューション – 認証プロセスと試験サイクルの効率性向上
- 優れた技術力 – 実用的な知見と支援により、遅延なくテスト結果を提供
無線試験/認証の重要性
世界市場に進出するにあたっては、Bluetooth、Wi-Fi、携帯電話などの無線技術が各国の規制や国際的な規制に適合していることを確認する無線試験が不可欠です。試験を受け認証を得ないと、製品を販売することはできません。
適合試験と認証に受けることによって、貴社製品が性能と相互接続性の点で業界規格を満たしていることを実証することができます。BluetoothやWi-Fiなど、ほとんどの制度が、ロゴや商標を製品やマニュアル、広告に使用するにあたって認証を取得することを求めています。これにより、メーカーは自信をもって製品を販売し、消費者も安心して製品を購入することができます。CTIA Over-the-Air (OTA)認証は、携帯電話が、携帯通信キャリアのネットワーク性能要求を満たしていることを実証します。 ほとんどの携帯通信キャリアが、CTIA OTA認証を受けていない携帯電話を自社のネットワークに接続することを認めていません。
ULは包括的な無線試験サービスを提供し、製品の世界展開に必要な認証を得るサポートをいたします。
世界に通用する認証
ULの無線試験所は、ILACのみならず、北米、南米、欧州、アジアを含む主要市場の多くの規制当局、政府から認定されています。試験所は世界各地に設置されており、米国(FCC)、カナダ(ISED)、日本、シンガポール、韓国など多くの規制機関から認められています。これらの認定に裏打ちされたULの試験レポートが、貴社製品を世界市場へと導きます。
ULは無線に関して、世界中で包括的な試験、認証、アドバイザリーサービスを提供しています。ULのご利用により、複雑な無線認証の手続きを円滑かつ迅速に、そしてコスト効率がよい形で進めることができます。
ノンストップサポート
実績に裏打ちされた深い専門知識が、試験に要する時間を減らし、お問合わせ時から卓越した技術サポートを提供することを可能にしています。ULは、製品開発段階から最終的な出荷に至るまでお客様に寄り添って、是正費用がかかり、出荷遅延をもたらす可能性のあるミスや問題、課題の修正に注力します。業務については24時間体制を整え、厳しい納期にも柔軟に対応することができます。
世界各国無線/安全/EMC認証取得
世界各地に配置された試験所、事業所、認証チームが、アジア、英国、米国をはじめとするあらゆる国/地域で、その国の言葉を用いたきめこまやかなサービスを実施しています。また、無線試験と安全認証をシームレスに組み合わせることで、ワンストップショップの真の利点、あらゆるメリットを実感していただけます。
ピックアップ試験サービス
UWB (Ultra Wide Band)
UWB (Ultra Wide Band) 送信機は日本を始め、米国、欧州など広く周波数開放が進められ、その使用用途は広がりを見せています。UWB とは非常に広い帯域に電波を分散させ、弱い電波で通信させる技術です。
UWB のしくみ
UWB の方式としては、インパルス方式 (IR, Impulse Radio) とMB OFDM (MB OFDM) の2方式がありますが、インパルス方式が主流です。インパルス方式は、高速通信、高精度の測位・測距センサーや近距離レーダーなど幅広い分野で活用できる技術です。また、電波の発射時間が短時間であり、常時電波が発射されているものではないため、他の機器への干渉性や人体への影響が少ないことも特徴です。
- 高速通信が可能
1パルスのパルス幅が0.2ナノ秒程度(1ナノ秒は10億分の1秒)と短いため、高速通信が可能。
- 照度・温度・風等の影響を受けることなく計測が可能
インパルスの空中伝搬時間を利用するため、高精度の3次元の測位・測距センサーが可能であり、照度、温度、風等の影響を受けることなく計測が可能。
- 低消費電力
送信出力が低く抑えられており、従来の無線送信機に比べて消費電力を飛躍的に抑えられている。
UWB搭載製品
- 携帯電話などのポータブル無線機器
- 車載機器
- 医療機器
- ワイヤレス監視カメラ・防犯カメラ
- 産業/工業関連機器(工場ライン管理、位置管理、工場セキュリティなど)
- 人とモノの追跡機器(位置管理)
各国試験・認証業務範囲
日本 | 電波法 | 2006年8月1日開放 |
米国 | FCC Part 15 Subpart F | 2005年3月11日開放 |
カナダ | RSS-220 | 2009年3月28日開放 |
欧州 | 2007/131/EC | 2007年2月21日 Decision発行 |
2009/343/EC | 2009年4月25日 Decision発行 | |
2014/702/EU | 2014年10月9日 Decision 発行 |
UWB は非常に広い帯域に、電波を分散させ、弱い電波で通信させる技術であるため、UWB 試験では、特殊な測定技術が必要となります。UL では専用の試験機を備え、周囲ノイズに埋もれてしまうレベルのUWB 信号を検波し、試験することが可能です。
UWB 試験機の特徴
- EN 302 065、国内証明規則第2条第1項第47号対応
- 各種フィルタ及びアンプを使用することにより、低レベルノイズの測定を実現
- 空中線電力、周波数帯域幅、スプリアス測定対応
- 測定自動化により短時間での測定可能