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高度な技術の継続的な開発と、電気自動車(EV)やエネルギー貯蔵などの新しい電池式電子システムの増加により、鉛蓄電池などの従来の電池は、リチウムイオン電池に取って代わられています。従来の電池に比べ、リチウムイオン電池は、高エネルギー密度で高電圧、軽量で体積が小さい、メモリー効果が生じず、急速充電が可能など、多くの利点があります。それには、リチウムイオン電池のセルが、その使用領域内で安全に動作できている必要があります。

「リチウムイオン電池は一般的に安全であり、故障する可能性は低いですが、それは電池自体に欠陥がなく、損傷していない場合に限ります」と、米国労働安全衛生局(OSHA)は2019 Safety and Health Information Bulletin (英語)で述べています。 「リチウムイオン電池が安全に動作しなかったり、破損した場合、火災や爆発の危険が生じる可能性があります。」

単体としてのセルは、電池のコアコンポーネントであり、リチウムイオン電池の安全確保における最も重要な要素です。 1980年代以降、リチウム電池セルに、リチウム電池規格UL 1642 (英語)による評価、試験、および認証が行われています。リチウムイオン電池セルに適用されることで広く知られているこの規格は、主にポータブル製品での使用に重点が置かれています。 UL 1642は、今日市場に出荷されている携帯型のリチウムイオン電池駆動製品の安全確保に大切な役割を果たし続けています。

また、ULは、EVやエネルギー貯蔵業界などの新たなバッテリー駆動産業に向け、その市場ニーズに対応するため、包括的なバッテリー安全規格を開発しました。新規格である電気自動車(EV)用電池の規格UL 2580 (英語)、および定置用、車両用補助電源用、及び軽鉄道用大型電池の規格 UL 1973 (英語)の認知度並びに各市場での採用数は増加しています。この2つの規格は使用事例と使用環境を考慮しているため、試験項目は電池の使用先に合わせて調整されています。また、リチウム電池に特別な配慮がされており、関連する使用先に直接対応した評価および試験を実施することができるため、最終用途がポータブル製品向けであるUL 1642と比べて、より少ないサンプル数で、最終製品や用途を考慮した評価・試験が可能です。

これらの新規格をUL 1642 と比較した場合、そのほかにも顕著な違いがあります。たとえば、UL 2580は短絡抵抗を20ミリオーム(mΩ)に減らしているため、UL 1642の4倍の短絡電流が発生する可能性があります。これは、エネルギー貯蔵システムのみならずEVでも、一般的により高い放電電流が流れることが予想されるためです。

ULのミッションは、イノベーションをサポートし、お客様の目標達成を支援することです。企業、産業界、政府、規制当局、および消費者はUL及びULマークを信頼し、賢い製品選択のよりどころとしています。私たちは、長年培った安全というミッションの下、セルメーカー、バッテリーパックメーカー、EVおよび定置用エネルギー貯蔵システムメーカー、およびその他のステークホルダーに対し、セルという最も小さな単位から要求事項の活用をサポートします。バッテリーセルが実際に使用されるシステム及び環境を考慮することが、市場投入までの時間短縮に役立ちます。ULはまた、Battery Cells for Use in Stationary and/or Transport Applications (英語/要ログイン)のUL認証プログラムも用意しています。 2015年から試験運用されている本プログラムは、すべての定置用及び可動式のバッテリー駆動製品、システムのメーカーに向けて、リチウム電池セルの利用を促進し、製品やシステムの米国およびカナダ市場投入プロセスを簡素化することを目指しています。

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